安曇野

私の家から１時間ちょっとで行ける安曇野へ、ドライブがてらいってきました。

市内から見られる雄大な北アルプスの山々は、すっかり雪化粧しておりました。この景色は大好きで、安曇野を訪れる度に飽きずに眺めます。

様々な店舗が並ぶ一画に車を停め、付近を歩いていると牧場がありました。ちょうど柵の中に、白馬が乏しい草をはんでいます。

柔らかな日差しの中ののんびりとした風景に、思わず立ち止まってしまいました。日頃仕事で疲れ気味の私にとって、こうした風景はちょっとしたエネルギーを身体の中に注ぎ込んでくれます。

こんなステキな風景を吸い込むように、何度も深呼吸しました。

川の流れに･･･

冷たい風が通り抜け、枝にしがみついていた枯れた葉っぱを、紙吹雪のように散らしていきます。

今日は、少し寒かったのですが、山あいから静かに流れる川を見ながら歩いていきました。

流れが滞って渦を巻いている場所に、落ち葉が競うようにぐるぐる回転していました。

そこでスローシャッターを使い、回転している様子を撮ってみました。写真にするとなんだかわからなくなりましたが、雰囲気はだせたかな？とは思っております。

山を彩った紅葉も終わりを告げ、これから殺風景な季節になります。でも、春になると次々に芽吹く様々な植物が、静かに眠る時期でもあるんですね。

そんな思いを込めながら、心の中でもシャッターを切りました。

色彩の世界

本日は、晴れたり曇ったり、雨も降ったりと忙しい天気でした。こんな天気の時は、風景は以外と素晴らしい顔を見せてくれます。

それで午後の晴れ間を狙って近くの伊奈ヶ湖にでかけました。すると予想通り日差しを受けた紅葉が、湖面に見事に写りこんでいました。

地上の現実の紅葉は、そんなに見事ではなかったのですが、湖面に映る姿は一種独特の雰囲気にあふれておりました。

さっそくカメラを取り出したのですが、湖面だけを撮っても何がなんやらわからない写真になってしまったので、カモが通りかかるのを待ってシャッターを切りました。

現実の世界より、実態のない虚の世界も、また心を打つこともあるんだなーって、改めて思いました。

目の前の事柄も、見方を変えると別の顔が見えてくる。そんな風に、視点を変えて見ることの大切さを実感しました。

秋の贈り物

久しぶりに、山の方に出かけてきました。途中に小さな湖がありまして、湖畔を巡る遊歩道があります。

のんびり歩いていると、湖面に映えるモミジが美しいところがありまして、思わずシャッターを切りました。

以前は色彩豊かな紅葉に包まれたところですが、年々鮮やかでなくなり、今では茶色くなって終わってしまう木が多くなりました。

いろいろな環境の変化のせいだとは思いますが、昔の記憶の中の色彩が強いだけにちょっぴり寂しい気持ちもあります。

風で湖面が波立ち、その波に反射して日の光がゆらゆらとモミジを照らしています。その何とも言えない光景の中、しばし佇んで想い出に浸ってしまいました。