山開きの7月
猛烈な暑さが続きますねえ・・・。 県内にはブドウの産地で有名な勝沼など、全国1位の最高気温に度々なる地域があります。 ちょっとの差なんて感じられるわけはないので、どうせなら全国トップのほうが気持ちいいかも。
しかしこの調子では、真夏にはいったい何度になるのでしょうかね。
【富士山 山開き】
登ろうという気持ちはありませんが、山開きのニュースが流れるとつい眺めてしまいます。 7月1日は、富士山の山開き。 さっそく夜間に条件がよければ、ここからでも山頂を目指す登山者の懐中電灯の灯りの列を見ることができるようになります。
去年まではコロナ禍の影響で制限がありましたが、今年の登山者はどうなんでしょうねえ。
そういえば、富士山のお膝元の地域では、昔から山開きの日には『ひじきとジャガイモ』の煮物を食べる風習があるそうです。 義兄が富士山の近くに住んでいるけれど、そんな話はした記憶がないので現在でも残っているのかな?
ひじきは海の幸。 山の幸?のジャガイモと合わせて食べ、登山の無事や健康を祈ったようです。
富士山つながりでもないけれど、暑い最中こんなものも飲んでます。
『ぬまっちゃ』なり。 沼津産の茶葉でつくったお茶です。 冷やして飲むと、結構美味しいっちゃ。 アニメ系キャラがなかなかカワイイ・・・( ´∀` ) イラストは静岡側からの富士山なんでしょうな。
【ももっちい】
この高温続きで、桃がてんてこまいです。 いきなり熟してきてしまい除袋、収穫、出荷が一気にきて、果樹農家はバタバタです。 除袋とは、果実にかけてあった袋を外し銀色の反射シートで日光に当て、ほどよく桃色を付ける事です。
桃は種類で早生、晩生があるけれど、暑さが災いして同時になりそうな勢いですね。
『はねだし』をいただきました。 熟しすぎてしまっているので、すぐに食べないと傷んでしまいますな。
ここの方言で『ももっちい』というのがあります。 『もも』が入るけれど桃とは関係がなく、『くすぐったい・こそばゆい』という意味なのですな。 ちょっとカワイイ言葉なんで気軽に使っていましたが、あとで意味をいちいち説明をするのも『ごっちょ(面倒)』になってやめ。
【もう秋に備えて】
桃の作業の合間には、柿の木の摘果。 秋の『あんぽ柿』作りに備えて、たくさんついた青い実を『一枝一果』で落としていきます。
こんな風に密集している実にハサミをちょいと入れて・・・。 パチパチ。
こんな感じですかね。 まあこれは『平核無(ひらたねなし)』なので一枝一果にしているんだけど、種類によっては『一枝二果』にするのもあるので注意しなくちゃね。
柿の木も何十本もあるので、本当に大変な作業。 お手伝いでよかったー!
【南国の実もなりなり~】
戸外では冬の寒さに耐えられないので、鉢植えで管理しているジャボチカバの木。 今年も実を付けてくれました。 ジャボチカバは南国性の果樹で、幹に直接花が咲き実を付けます。
今年は気温が高いせいか蕾が次から次へと膨らみ、実もどんどんなります。 冷やして食べるとおいちい。 ライチとブドウを合わせたようなトロピカルな味わいです。
ふと見ると、ヤモリが・・・。 この時期になると度々現れ、ここがお気に入りのようです。
【田んぼの小さなイルミネーション】
目を凝らしていないと、気が付かないであろう小さな淡い光。 ヘイケボタルがチカチカと夜の田んぼを飾っています。 ほんとに微かともいえる光り方で、ゲンジボタルとはずいぶん違います。
・ゲンジボタル すぐに分かる強い光(といっても比較してですが) ほわ~んとゆっくり点滅
・ヘイケボタル 小さく淡い光 点滅の速度は早く、キラキラと星の瞬きのよう
ってな感じでしょうか。
現在はゲンジボタルはほとんど姿を消し、代わりにヘイケボタルの舞い。
初夏の風物詩なんだけど、いきなり真夏の気温なんて不安定な気象状況や、除草剤・殺菌剤・殺虫剤などの農薬使用が当たり前となった中、いつまで見ることができるでしょうかね?
他所からきた私だから思うのかもしれないけれど、このホタル飛ぶ環境がどんなに素晴らしく貴重なことか、無くなってからでは遅いんだけどなあ・・・。